人生、難あり

若俳推し活備忘録

推しに投資をする話

ここ暫くは推しについての暑っ苦しい語りが続いてしまっていたので、少しアホめの話をしてみる。

 

つい先日の話になるが、推しの属する小劇団の本公演を観に行った。

今回の舞台は出演キャストの役柄は勿論、物語からして独特なもので、現代社会に対する風刺をコミカルに描くその一方で、誰でも1度は必ず味わう夢の挫折や生きていくことのやるせなさなどを芝居を通して突き付けてくる、ある意味エグい内容であった。

実際のところ、推しも「役者としての存在意義についてをめちゃくちゃ考えた」だの「いっそ役者を辞めてしまおうか、実は物凄く悩んでた」だのと、最近にしては珍しく弱音を含んだツイートをしていた。舞台を観ていたこっちもかなり心をグサグサ抉られたのだから、役を演じた本人達は、私ら以上にキツかっただろう。しかしそれでもその道を往くと選んで自ら歩みを進めたのならば、ただ真っ直ぐに前だけを見て、駆け抜けていくしか他ならない。そしてまた、そんな彼らを日々推している私らも同じく、ただ真っ直ぐに推しだけを見て、財布を開いていくしかないのだ。

 

……と、格好をつけてキレイにまとめた前置きを踏まえて、ここからいよいよ本題スタート。

 

遡ること6月頭。私が『先日、推しの属する小劇団の本公演を観に行った』日よりも数日前のこと。小劇団のFCから【スペシャル物販のお知らせ】という告知がしれっとツイートされてきた。

 

『なんと今回の舞台の内容にちなんで、出演キャストが着用している舞台衣装の抽選販売が決定しました!』

 

このお知らせにTLは当然ながら大騒ぎになり、私も思わず渇いた笑いが起こってしまった。確かに以前も某プロデューサー主宰のイベで持ち寄った私物をフリマ形式で売り捌くという事例があったが、まさかここでもソレをやられてしまうとは。ちなみに前述したイベントが開催された当時の私は、役者の仕事にかすっていないものに対して投資をする気が無かった為、在宅茶の間を決め込んでいた。が、今回ばかりは舞台の仕事にちなんだ企画である以上、さすがにスルーは出来なかった。

若干下品な話になるが、劇団メンバーの誕生日イベが推しを含めた劇団員の有志によって自主企画として開催された時のこと。イベ終了後に参加メンバーのランチェキを1枚1000円で購入すると、ランチェキ5枚の購入に対してツーショットチェキがランダムで1枚、更にランチェキ10枚の購入に対して指定のメンバー直筆による「ありがとう」のメッセージを入れた集合チェキが1枚貰えるというので、上限10枚の縛りがあるのは重々わかっていたものの、ダメ元で直接「お願いですから10枚以上、どうか纏めて買わせてください!」とスタッフの方に頼み込み、そこまで言うなら特別に、と、一気に◯枚買わせていただいた。ちなみにこれは遠方に住まう同担の方から頼まれた分も含めた枚数だったのだけれど、そのチェキ代が次の企画に繋がる投資となるのであれば、◯万出しても惜しくはないと思った結果、こうなった。なお推しからは「ありがとう!」というメッセージの他、私が彼の演じた役で1番好きなキャラクターである『A』が発するキメ台詞を書き込んでいただき(チェキに書き込むメッセージのリクは不可だったような気がするので、これはある意味ファンサだと思う……むしろそうだと思いたい)めちゃくちゃ沸いた。ありがとう推し

 

そして話は『スペシャル物販』の話に戻る。

遂に迎えた公演初日。私は劇場に入ると早速スペシャル物販専用ブースの受け付けに並び、スタッフさんからオーダーシートを1枚貰うと、記されていた内訳ならびに価格をひとまずチェックした。

どうやら推しから提供される衣装は2種類あるらしく、メインで着ているAセット(約3万円)の他、終盤で着るBセット(約2万円)がオーダー対象となっていて、どちらのものも靴までしっかり含まれていた。なおオーダーの複数応募、そして一口の応募に対して複数セットの購入希望を出すのは可能ということで、私は迷わず「A・Bセット、両方合わせて購入希望」とシートに書き込み、最終的には合計3口申し込みをした。当たるかどうかは別として、とにかく推しに存在価値があるから故に、こうして投資をしている訳だ。ということをアピール出来れば本望なのだ。推しの仕事に関わることには躊躇うことなく財布を開く。それが楽しく思えているなら、対価としては充分である。

 

だが実際に当たってしまうと、恐れ多くて服は着れない、サイズ違いで靴は履けない、トルソーを買って置こうにも、正直なところ場所を取る。推しのシューズを玄関に置いてそれを眺めて喜ぶ反面、割とガチめに途方にくれてる。

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