人生、難あり

若俳推し活備忘録

推しの演じたキャラクターの話・その2

性懲りも無く続きます。

(※こちらの内容については前回のエントリーをご参照ください)

 

2.5次元舞台/キャラB】

原作はとあるアプリゲー。アニメ化に次いで舞台化もされ、コンテンツ的には飛ぶ鳥落とす勢いがあるので羨ましい。

ちなみに私の親友が当該ゲームのヘビーなクラスタである為に、ゲームもアニメも彼女のダイマで履修済。しかし初演の舞台は観ておらず(円盤では視聴済)親友からは「新作の舞台が春にあるから、今度こそ一緒に観に行こう!」と誘われまくっていたものの「都合が合えば観てみたいけど、私の推しは出てないからなあ……主人公バンドの対抗バンドにうっかり推しが出てたりしたら、そりゃもう絶対観に行くけどさ……」と、正直乗り気じゃありませんでした。ただ、その作品で座長をつとめるキャストの方は推しと舞台で共演されてたご縁があるので、その方目当てに1回くらいは観に行ってみたいと思ってましたが……

(※ちなみに当時のツイートがこちら。この時推しは『新しい仕事が決まりました!情報解禁をお楽しみに!』と呟いてました)

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まさかこのツイートをした3日後だったか4日後に、推しがまんまと新キャストとして名前を連ねているなんて、夢にも思っちゃいませんでした。

しかもアニメで初登場した《対抗バンド》の一員としてのキャスティング。新作舞台の展開的にも次に出るのはこのバンドだろうと思ってましたが、あまりに予想がドンピシャ過ぎて、我ながらちょっと怖かったです。スマホの画面に映し出された【B役/推し】の記述を何度も見直しながら、ガチでブルブル震えてました……。

 

そして翌日、親友からはiTunesのギフトで当該バンドと親友が推す主人公バンドの楽曲が贈られ、観劇前の予習を兼ねて聴き込んでおくよう命じられました。実は当該バンドの曲はアニメの2期がオンエアされた当時のイベで数回程度プレイをしていたくらいだったので、フルバージョンでじっくり聴くのはこれが初めてだったのですが、あらためて聴くと物凄く良曲。正直言うと相当高い歌唱力持ちの若俳でないと、B役はちょっと難しいだろな……と思いました。なので恐らくB役の話は、オーディションで無くオファーじゃないかと睨んでいます。真偽の程はわかりませんが、それを示唆するネタ(演出家からの出演依頼が直々にあった、という話)は別口でちょろっと出ていましたし、推しがめちゃくちゃ歌ウマなのは、A役で既に立証済でもありましたので。

でもってそれから数日後、遂に舞台のキャラビジュアルが発表された訳ですが……推しのビジュアルが見事なまでに生まれながらのB過ぎて、その日は1日TLで荒ぶってました。いやもうホントにBでした。化粧がやたらと濃いけれどB。ウイッグの色と眉毛の色が合ってない(※A役の時はウイッグの色に合わせた眉毛の色でした)けどそれでもB。元々かなりキャラビジュアルの再現率が高い舞台と言われてましたが、Bに扮した推しの姿の神々しさには思わず両手を合わせるレベル。Bの名前で検索をかければ次々出てくる「ビジュアルが完璧」「期待しかない」「そのまんま過ぎて絶句した」などの有り難すぎる賞賛の嵐。しかし2.5次元舞台に出るのはこれでやっとこ4作品目となった推し、まだこの時点では『そういやこの人、◯◯の舞台で◯役だった人だよね』というツイートを多少見かけたけれど『B役が推しくんと聞いて全俺が泣いてる』といった類のツイートはなかなか見かけませんでした。

推しもそのうち某有名なシリーズものの舞台のように『◯役が◯さんに決まったと聞いてめっちゃ楽しみ!』と言われるようになったらとても嬉しいですが、まだまだそこには至らぬ現実。来年はそこを推し活の目標に定め、推しをとにかく応援します(宣言)

 

そしてとうとうやってきた初日。私は仕事で観に行くことが出来ませんでしたが、全通をキメてる親友からは『Bヤバい』『マジでBヤバい。ヤバすぎて思わずブロマイド買った』『明日の公演覚悟しとけ。Bマジでヤバい』『いやもうホントにBヤバすぎる』とLINEが次々送られてきて、一体何が起こったのかと怯える私。その後詳しく話を聞くと

・ビジュアルが完璧だった

・ライブパートの推しが尊すぎて泣いた

推し、とにかく歌が上手い

・芝居パートの天然っぷりがまんまBすぎて大笑いした

推しのB役が予想以上に当たり役すぎて、アフターの席では「B尊い」「B最高」「推しくんがBでホントに良かった」と、Bの話で盛り上がりまくった(親友のグループは主人公バンドを推している)

 

だよね〜〜〜〜〜〜〜!!!!

 

Bはエリート揃いの当該バンドのメンバーの中で唯一出自を秘匿しているキャラなんですが、その事情ゆえにメンバーに対し、若干壁を作っています。ただ才能はホンモノで、自分と家族の不遇をそれで断ち切ることを日々目標としている為に、常に「オレは音楽で、この世界の頂点に立つ!」と上昇志向を剥き出しにしていて、うっかりすると事務所の先輩アイドルに向かって「いずれお前をトップの座から引きずり降ろす!」と宣戦布告を突きつけたりもしちゃいます。見た目はクールな青年ですが、実はめちゃくちゃ熱血漢。こう記述すると以前語った“A”と似ているようですが、似て異なるのはBがとにかくクソ真面目であるところです。クソ真面目ぶりが一周回って天然風味になるくらいなので、メンバー達には「Bってちょっと変わってるよね」と言われます。が、とあるひとりのメンバーだけはBの天然クソ真面目さを深読みしては「オレにはわかる!お前はこれが◯◯だと言いたいのだろう!B……!!!」とナナメに受け取り大騒ぎするので、弄られキャラというよりはむしろ、弄られる空気を自ら進んで作ってしまうキャラなのではと。そういうところは推し本人と非常に近しいものがあるので、芝居パートがまんまBだという感想は、確かにおもくそ頷けました。

そして1番絶賛されてる、ライブパートにおけるB。推しが超絶歌ウマであるのはわかっていますし、声質的にもハマっていますし、どう考えても最高にしかなれないことは確信してました。が、実際舞台で目の当たりにすると想像以上にBすぎて凄い。私は中日のマチソワのみの観劇でしたが、初日を観ていた親友曰く「初日以上にアガってきてる」と言うことでした。恐らくこの日の公演で推しがお先に千穐楽を迎える事情(※推しは楽日に他の仕事が入っていた為、5公演中3公演のみの出演でした)もあったからだと思うのですが、とにかく気迫が凄すぎました。舞台の上でBとして生き、Bそのものとして歌い切ろうとしていることがひしひしと伝わってきて、その真剣さと必死さに思わず泣くかと思いきや、涙は全く出ませんでした。推しを観るのに全視神経を集中させてしまっていたので、むしろめんたま乾いてました。推しの特技を余すことなく活かしてくれたこの作品とそして舞台に、ただただ感謝をするだけでした。

 

ちなみに推しはこの公演の終了後、所属している小劇団の舞台に数本出演したのち、間髪開けずにまた“B”として、同作品の本公演に出演しました。芝居パートがメインといえど、登場バンドが持ち歌を歌うライブパートも勿論用意されてます。前公演では千穐楽に出られなかった推しの辻褄を合わすべく(?)後日談的な脚本がありましたので、そこの部分を踏まえた見せ場も含め、かなり出番は多かったかと。また、前公演よりBの立ち位置が相当フォーカスされていたのもあって、原作ゲームのBファンの方には『クソ真面目だけど天然気味で、そんなギャップがクソ最高』なところを芝居の部分でどう見せるのか、めちゃくちゃ期待をされていたとは思います。

 

結論から先に申し上げますと、そういう部分も推しはしっかり“B”でした。

舞台以外の仕事をしている現場の推しを見てきた中でのあくまで私的ないち意見ですが、推しは確かにクソ真面目ですが、クソ真面目なのが1周回るとだんだんズレていくんですよね……あとアドリブもあんまり得意じゃないようでして……トークイベでも結構な頻度でそこのあたりを弄られています……

が、そういう部分が『大当たり』でした。初日は若干表情が固く、メンバーと絡む芝居の部分もややぎごちなさが見えましたけれど、公演数を経ていく毎にニコニコと笑う余裕も出、アドリブも自ら行うようになり、観に行く度にのびのびとした演技を見せてくれていました。しかしきちんと締めるところは締めていたので、舞台の上でBを生き抜く間の推しは、素の真面目さとはっちゃけ者の一面をしっかり、スイッチしてたと思います。実際舞台の感想ツイを検索と、ライブパートは勿論のこと、芝居パートの推しがめちゃくちゃ“B”だったという感想が多く、この舞台を見て推しを推せる!この後控える某舞台にも行ってみたい!と仰る方もいらっしゃいました。会場内でも他キャスト様のファンらしい方が「推しくんのBを観るのが結構楽しみなんだよね」「わかる。あの子いいよね」と話しているのをふと聞くこともありました。

 

推しはLINEライブやshowroomなどの配信で2.5次元舞台の仕事についてを語る時『自分が役を演じることで原作アニメを知らない人に“原作アニメも見てみようかな”と思ってもらえたり、今まで舞台に興味が無かった人が観劇に興味を持ってもらえるきっかけにしてもらえたら、と思っています』というようなことをよく言います。Aを演じた当時のことも結構話してくれるんですが、スマホにセリフを吹き込んだものを何回も聴いては、Aらしく聴こえる声のトーンや言い回しなどを、相当練習したそうです。パッと見チャラいイメージのある推しですが、こういうところはクソ真面目なんです。そういえばBを演じた当時の頃も、ちゃんとアニメを観ていなければわからないようなネタや設定、セリフだったりを舞台にさらりと盛り込んでいたり、共演者様とのリプライにさらりと捻じ込んでいたりもしてました。これに気付いた時はホントに『推し最高!』と思うと同時に、私の推しが“推し”であるのが誇らしい気持ちになりました。推してる欲目があるのは勿論承知をしてますが、ここまでキャラと向き合ってくれる推しの真摯な姿勢には、心底感謝しかありません。

 

歌ウマ揃いの主要キャストと知名度の高い出演キャストが居並ぶ中で新キャストとして推しが“B”役に選ばれたのは、歌唱レベルの高さとそして何より、顔面の良さが決め手だったと思います。ですがやっぱりそれだけのことでは、ここまで推しがBを演じたことについてを絶賛されはしなかったでしょう。前エントリーでもそれについてはちらっと語っておりますが、ただウイッグを被ってメイクをし、キャラの衣装を着ている《だけ》のイケメンならば、誰でもBを演じられるという話ではありませんので。では何故決してキャリアが永い訳でもなく、大きな舞台の経験も浅い推しが“B”にと望まれたのか? これは恐らく《伸び代》の部分を期待されてのことなのだろうと思います。推しはよくよくインタビューなどで『与えられた役を責任持って演じます』『舞台の上でその役として生き抜きます』と話していますが、言うだけだったらどうとでも言えるその言葉を、推しはしっかり行動に移し、芝居も歌もそしてダンスも全身全霊を傾けて、この公演に臨んでいました。更に今回のカンパニーにおいてはライブパートでのチームワークが重要とされていました為に、Bとして一層、自分を高める努力もされたと思います。そういう面でも本当にBは、推しにとっての当たり役でした。役者としての成長を躍進させたと断言しても過言ではない、最高すぎる巡り合わせでした。

 

……と、Bの話をだらだら語っていましたら、遂に先日、推しにとっては年内最後の舞台がとうとう、幕開けを迎えてしまいました。

ちょっと色々、かなり荒ぶる内容になるかもしれませんけれど、これについては次回のブログでお話したいと思います……